暦は今週『土用』をむかえました。
そろそろ長野市も梅雨明けでしょうか?とはいえ、カラ梅雨でナスやキュウリの水やりが大変です。
近隣の水田も『土用干し』を見かけました。この時期に水田の水を抜く事で地面が渇きます。そうすると稲の根が良く張り、風で倒れない効果があるそうです。
今年は梅が豊作で、初めて手作りの梅干しにチャレンジしました。6月半ばに塩漬けした梅を干すのも、この土用の時期です。天気予報を見るまでもなく、カラ梅雨なので雨の心配は全くありません。ザルに並べて3日間天日干しにします。強い太陽の日差しで余分な水分を飛ばして、保存性の良い梅干しになります。
毎年、暑い夏を乗り切るに梅干しは僕にとって必需品です。梅干しは身体に良いけど、塩分の摂り過ぎが心配だ!なんて全く気にしません。
生活習慣病予防とか高血圧には、
『減塩』と、当たり前だと思っていたのはつい最近まで。よーく調べてみると『塩』に秘密がありました。
塩には「控えるべき塩」と「摂取すべき塩」があります。
「控えるべき塩」
とは精製塩。99%が塩化ナトリウムで、これを過剰に摂取するとミネラルのバランスを崩します。
「摂取すべき塩」
これは、天日干しされた天然塩や岩塩です。これらはミネラルが豊富です。ナトリウムのほかマグネシウムなどミネラルのバランスが良ければ積極的に摂取すべき塩なのです。
昔から造られた梅干しは塩分が高くても摂取すべき塩で塩漬けにされていました。昔の人の知恵から生まれた優秀な加工食品です。
減塩しても血圧が下がらない?人がいます。答えは簡単です。高血圧と塩は、ほとんど関係ないからです。
減塩でミネラル不足にならないよう、摂取すべき塩を上手に取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう。