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長ネギ畑が大変な事になりました。
昨年は9月の台風で同じ様に水が溜まり排水作業をした記憶があります。
カラ梅雨一転、恵みの雨も降り過ぎには困ります。

4月末ゴールデンウイーク中に植え付けした長ネギですが、雨不足と天候不順でかなり生育が良くありませんでした。
年々、雨不足と天候不順はかなり深刻です。気候も春にもかかわらず真夏の気温になったりと、体調を崩しやすい陽気にも注意したいですね。

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毎年、種蒔きに使用するネギ坊主がこの春にバッタリと倒れていました!

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倒れたネギを観ると、何者かに食いちぎられた様な跡がありました。
はたして、ネギを食べる害獣?
聞いた事がありません。
数日後に、
また何本か次々と倒れる事が起きました。

土の中に残っているはずのネギは有りません。ポッカリと穴が残っています。長ネギはスコップなどを使わないと根までしっかり採れず、ちぎれてしまいます。
害獣被害の可能性は低く、全く不思議な出来事でした。

専門家に尋ねてみると、
『軟腐病』と言うネギがかかる病気ではないかと教えて頂きました。水はけが悪いとかかりやすい病気だとか。粘土質の土壌で、例の大雨で根腐れをおこしてしまった様です。

『軟腐病』字の通り、地中のネギが腐敗し軟化して倒れてしまう病気だそうです。ポッカリと穴が残っていたのも、これで納得出来ます。

長ネギは2種類栽培しています。
被害にあったのは、この土地の物ではなく近県で有名な品種でした。
一方、無事だった長ネギはこの土地の物で、何10年も種取りをしてきた品種です。
やはり、風土に合った品種は病気にはかかりにくく、そうでない物は病気にかかりやすいと思いました。

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ネギ畑が池になる前に排水性の高い畑作りが肝心です。今後の作付けは、長ネギに限らず各畑の排水に気をつけたいところです。

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