畝の中に穴が空いています。
何の穴か?おそらくモグラです。
モグラは野菜を食べませんが、エサを探して畑の中を歩きまわります。その結果、トンネルを掘りながら野菜の根まで傷めるので非常に厄介です。
植えたナスやキュウリが活着しない内に根を傷められるのが一番困ります。
根が無事でも、付近にトンネルを掘られてしまうと空洞化したせいで根が張れなかったり、水はけが良くなり過ぎて野菜が上手く育ちません。
モグラは縄張り意識が高いようで、野菜の苗を植えたり、いじった場所に寄って来ます。トンネルを見つけて破壊しても、数日後には必ず修復しにやって来ます。
音とニオイに敏感らしく、モグラ避けに効果のある物を畑に設置する方法がいくつかある様ですが、それに慣れてしまうと効果は半減してしまうそうです。
モグラ撃退に「ガム」が良いとのことで一度試した事が有ります。モグラがガムを食べるとお腹を壊してしまうそうです。トンネルにガムを仕込んでおいたところ、モグラが食べたかは分かりませんが翌日にガムが消えていました。数日後、隣の畑に大きなお腹をしたモグラの死骸があったと聞きましたがガムの効果のかな?
ワナを仕掛ける方法もあるのですが、
モグラを捕まえるには届け出が必要らしいです。詳しくは分かりませんが、捕まえるには面倒な手続きが要るようです。
不耕起栽培を始めて四年が過ぎました。まだまだ年月は浅いところですが、徐々に土の団粒化が進んでます。せっかく土壌が良くなってもモグラに畑を荒らされてしまうのは辛いところです。
来季栽培予定の畝四本の内、モグラトンネルの被害の多い不耕起栽培二本畝を泣く泣く壊しました。スコップがスッと軽く入るくらい柔らかい土に、団粒化が進んでいるのがよく分かりました。
残り二本の畝には、稲藁を押し鎌を使い細かく切って有機マルチをしました。壊した二本の畝は、この時期行う寒起こしになります。有機マルチ二本と不耕起二本、合わせ四本の畝にEM活性液を散布して微生物を増やします。
これで、今年できる来季のナスやキュウリ畝の準備は終了です。