風向きによって、ほんのりと甘酸っぱい香りがすると春を感じます。
先週、気温が20度を越える日が続き、すっかり春らしい陽気になりました。昨夜、久しぶりに雨が降り玉ねぎ畑はだいぶ潤いました。
恵みの雨と思いきや、なんだか寒い。
気温を観ると5度?冬に逆戻りです。
先週までの調子だと、桜の開花も週末頃と予報がありましたが、この寒さでは開花は少し先に延びるかもしれません。
テレビや新聞でお花見のニュースを観たり、近所の梅が咲いたのを観ていたら、こんなフレーズが頭に浮かんできました。
『サクラを切るバカ梅を切らぬバカ』
はて?聞いたことがあるのですが、どんな意味があるのか知りません。
調べてみると、
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿とは、庭木の剪定法をいったことばで、桜の枝は切らずにおくのがよく、梅の枝は切るのがよいということ。
桜と梅の剪定法に違いのあることを教えてくれる言葉だそうで、桜は幹や枝を切るとその部分が腐りやすいが、うめは余計な枝を切らないと良い梅の実がならない。という言葉でした。
へぇー、初めて知りました。
野菜にも似たようなことがありますね。
ニンジンの間引きとか、ナスの3本仕立てなど野菜も手入れが必要です。
根菜類の株間が混み合ったり、枝が幾つも伸びていたら良い実がなりませんね。
さて、週末にはジャガイモを植えます。今年は、男爵とキタアカリの2種類の予定です。
ジャガイモにも『芽かき』と言う作業があります。種芋にある芽の数だけ芽が出ます。芽がたくさん出たままにすると、大きな実がなりません。
芽かきをして、芽を残す目安は2本〜3本。ジャガイモの実を大きくするならば芽を少なめに、小粒で多収穫を目指すなら多めに芽を残します。
桜を切るバカ、
ジャガイモの芽を取らぬバカ、
にならないように気をつけます。