冬野菜の定番のダイコンがまもなく収穫の時期をむかえます。
ダイコンは比較的、やせた土地でも育ち連作障害も少ない丈夫な野菜ですが、『大根十耕』と言ってダイコンを栽培するには、畑を深く十回耕してからタネを蒔くと言われています。
根が土に伸びる野菜ですので、良く耕さないと、また割れや曲がったダイコンになってしまいます。
大根十耕に逆らう農法に、不耕起栽培と言うものがあります。不耕起栽培とは、文字通り畑に鍬を入れる事なく、有機マルチを畝に積み重ね、雑草は抜かずに刈り取る農法です。
時間をかけて、有機物は微生物の働きで土に還り土壌が団粒化します。雑草の根が土壌に酸素を送り込み、水捌けが良くなる役目をします。
十耕の手間を、自然のチカラで土壌を耕す不耕起栽培の農法が無農薬有機栽培に1番良い農法かな?と最近感じてます。
不耕起栽培にもメリットとデメリットがあると聞いています。来季から、不耕起栽培の勉強をしながら実践してみたいと思います。
収穫間近のダイコンを1本採って味噌汁の具にして試食してみました。
やわらかくて、口の中で噛まずにとろけました。