タマネギを定植してから10日経過しました。定植した時に、黒マルチの代わりに、もみ殻と米ぬかを撒いて敷き藁をしました。
タマネギ苗の活着状態を見たところ、苗の回りに白い綿状の物体が生えていました。これは放線菌です。
放線菌は、有機マルチに米ぬかを撒くとマルチの下でビッシリと白い菌糸を張り出します。寒い時期が大好きで活動する菌で、味噌や日本酒を造る時に使われる麹菌に似ている感じです。
放線菌の主な働きは、土壌の悪玉菌の働きを抑える効果があると言われています。実は抗生物質が放線菌から出来ているんだそうです。
殺菌能力が優れている放線菌ですが、光合成細菌や乳酸菌や酵母とは仲が良く、殺菌力は土壌の病原菌だけに作用して野菜の病気が起こりにくい環境にしてくれると言われてます。
農薬や化学肥料を使用しなくても、善玉菌を有効活用することで、安心で安全な野菜が出来ると、僕は信じて農業をしています。
善玉菌の代表的なものに、
光合成細菌
乳酸菌
酵母の3つあります。
次回のブログでは、その3つの働きを、ご紹介する予定です。