今年も暑かった!
毎年言ってる気がしますが本当に暑い夏でしたね。
暑いだけでなく雨も年々減っています。
主に、ナスは不耕起栽培をしています。水やりは定植時にたっぷりするぐらいで、あとはほとんど行いません。頼りにしているのは雨です。
連日気温30度以上で、雨が無い日が続くとナスの実がなりません。畑に数回潅水をしましたが、焼け石に水でしたね。
9月に入ってから雨も足りて、ようやくナスの調子が良くなってきました。夏に収穫が少なかったですが、これから「秋ナス」本番を迎えそうです!
お盆明けに切返し剪定をしてます。写真の右手前が枝の切り口です。切り口の上から新しい芽を出して枝の更新をさせます。暴れた枝や、葉が生い茂って日陰になった部分を取り除きます。かわいそうになるくらいバッサリと枝を切るのがコツです。
無農薬栽培ですので、古い葉はところどころ虫に穴を開けられてます。不耕起栽培とEM菌で自力のついた新しい葉は害虫被害にはほとんど遭いません。
根元には、ナスと相性抜群の長ネギとニラのコンパニオンプランツで混植してあります。それぞれの根についた常在菌の働きで、病害虫の被害を軽減したりお互いの生育が高まる期待があります。
ナスの畝周りに雑草が生えますが、伸びた雑草は引き抜かず根を残します。これが結構大変な作業ですが、雑草の根が土壌に水や空気を送る道になり、刈り取った草はナスの根元に積み重ねると有機マルチになります。
農薬と化成肥料使わない栽培ですので、慣行栽培と比べると樹の背丈は3分の1で収穫量もそれに比例します。
酷暑と水不足でも自然に近い状態で水を求めて根が地中にどんどん伸びます。コンパニオンプランツの効果にも助けられ、過酷な状況でしっかり根を張ったナスは、畑に馴染む秋に樹勢が上がります。追肥も行わない為、収穫量は少ないですがナスの味は力強く「美味しい」ですよ。