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11月に入り、畑仕事が大分落ち着いてきました。秋野菜のハクサイ、ダイコン、秋キャベツ、野沢菜の収穫がもうじき始まります。

来年の畑の準備が、もう始まっているところもありました。
近隣では、耕運機で耕して、きれいに後片付けをした畑も見られます。春から夏、そして秋の収穫が済むと、来年の春まで畑仕事は、しばらくお休みに入ります。

自分も、いつもなら収穫が済んだ畑を耕している頃なのですが、最近、不耕起栽培を試してみようと思い、いま準備の真っ最中です。

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水捌けを考慮して、高めの畝をつくました。

もし、不耕起栽培が本格化すれば、この畑では鍬の使った作業が最後になるかもしれません?
不耕起なので、畑を耕す作業が必要無いということですが、不耕起栽培は、果たして上手く出来るのか、期待と不安で心がソワソワしています。

不耕起栽培の基本になることは、畝に有機物を積み重ねます。有機物で畝をマルチングします。

先月に沢山用意した稲藁をマルチに使います。稲藁以外にも刈り取った雑草など有機物なら、なんでも良いそうです。

ポイントは、なるべく細かく切ったものが良く、雑草など生の物は一旦乾燥させた方が良いそうです。生で使うと腐敗の原因になるので、注意したいと思います。

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稲藁を手作業で切ってみました。
使い方も、コツを掴めば簡単に出来ます。

40年も昔、子供の頃、稲藁を切る作業で『押し鎌』を祖父が使っていた記憶を思い出しました。

物置小屋を探すと押し鎌がありました。少し錆びついていましたが、手入れをしたら、まだまだ使えます。機械化が進んで見られなくなった古い農機具を手に取ると、時代の移り変わりをマジマジ感じますね。

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切った稲藁と刈り取った雑草でマルチ

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雑草の乾燥が少し不十分かもしれません、腐敗に気をつけながら様子を見ます。とりあえず有機マルチの完成。そこに、善玉菌のEM活性液をたっぷり散布しました。

この、不耕起栽培の農法は、土壌が完成するに数年かかります。有機物が畑の微生物によって、ゆっくりと分解され土の団粒化が進みます。雑草は引き抜かず根を残します。根の力で土の中へ空気を取り入れます。

不耕起栽培を始めて4年目の畑が、お隣りにあります。未知な農法ですのでアドバイスを頂きながらチャレンジして行きたいと思います。

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