先日、長野市の最高気温が36℃まで上がりました。夏ですから暑いのは当たり前ですが、困った事に『雨』が降らないのです。
梅雨の間も殆ど雨がなくカラ梅雨。5月から8月の今日まで畑に降った雨は、たったの4日です。今年は夕立ちの記憶も有りません。
秋取りキャベツの苗を植えても、この雨無しと高温で、朝晩の水やりも虚しく苗が暑さで溶けてしまいました。
毎年この暑い時期に『スベリヒユ』ひときわ元気な雑草が生えます。こちらの地域では『スベリショ』と呼んでいます。
この雑草は、なんと食べれるみたいで戦時中に煮て食べたと、お隣のおじちゃんに聞きました。味は酸っぱくてヌルヌルしているそうです。調べてみると栄養価が高い事に少し驚きました。
刈り取って1週間放って置いても水分を多く含んでいるせいか全く枯れません。写真の様に裏返しにしておかないと、直ぐに根が付いて繁殖し始めます。
大抵地面に円形で生えるのですが、エダマメの下に生えたものは垂直に伸びています。強い日光と暑さに強いスベリヒユも日陰を求める程、畑に水が足りてません。
植え直しを繰り返しても、苗が毎回ダメになる。そこで、スベリヒユで有機マルチにしてみる事に。
刈り取ってもなかなか枯れないのがヒントになりました。水分が多く含んでいるせいかキャベツの畝が乾き難いのでしょうか?暑さと乾燥でキャベツが枯れる状態から脱出したのです。
スベリヒユの有機マルチが夏の乾燥に役立つのか?来年も検証したいと思います。朝晩の水やりでスベリヒユも首をもたげています。
凄い生命力。
夏の厄介者と称される雑草のスベリヒユ。食べて良し、キャベツの救世主となるならば、大いに活用したいです。