20180825-142202.jpg

大豆の花をご覧になった事はありますか?小さく紫色に咲いているのが花です。8月の初め頃から大豆の花が咲き始めました。通常、収穫は9月中旬あたりです。大豆を早採りにすると枝豆になります。

大豆の花が咲くと受粉をしてサヤが出来上がります。ただ、受粉時に気温が高いと高温障害を起こします。
今年のこの暑さで受粉障害を起こす可能性が高く、実がきちんと付くか心配です。

作付け時から、畝を広く取って風通しの良い環境を作り高温障害の対策が必要です。特に気温の高い時は、夕方に霧吹きをして温度を下げる事もします。

害虫対策も時期を誤ると、幾らしても効果は半減してしまいます。害虫がもっとも付きやすい時期も受粉時です。大豆栽培で重要なのは花が咲いた頃に注意することです。

20180825-145314.jpg

今年は、とにかく雨が不足しています。
6月初旬から苗作りをしてから定植したのですが、雨不足の影響で苗の生育が大幅に遅れました。
それに加えて酷暑が続きました。定植中の畑の気温も異常に高く、差し水をタップリ使っても根が活着する前に枯れてしまう被害を受けてしまいました。

大豆は比較的、他の野菜よりも強く滅多な事では枯れてしまうことはありません。しかし、この暑さでは流石の大豆にも大変な年となりましたね。

今年の大豆の収穫は通年の半分以下になりそうです。8月の後半には白菜と大根の作付けが始まりますが、この暑さで大丈夫なのか?とても心配です。

関連記事